睡眠と病気不眠で糖尿病リスク激高


■ 肥満でなくても不眠症、睡眠不足で糖尿病のリスクが高くなる

睡眠に関心が高いアメリカでシカゴ大学医学部研究グループが睡眠不足が糖尿病を発症する可能性が高くなる臨床結果を発表しました。

肥満でない健康な人でも3日よく眠れなかっただけでインスリン感受性が25%減少し、耐糖能力が低下してグルコースの処理能力が大幅に低下しグルコースを処理するためにより多くのインスリンが必要となり糖尿病のリスクが高まります。

実験は20〜30歳の肥満ではない健康な成人でおこなわれましたが、肥満、高齢者は不眠症、一時的な睡眠不足になると一段と糖尿病発症のリスクは高まります。睡眠不足は糖尿病の前段階の高インスリン血症になりやすいのです。

また、アメリカのスタンフォード大学では「睡眠が6.5時間〜7.5時間の人は最も肥満度が小さく、それより長い人や短い人は肥満傾向が顕著」との論文も発表されています。ということは睡眠時間は6.5時間〜7.5時間程度が肥満、糖尿病の予防及び治療になります。



■ 睡眠時間が短いと肥満になりやすい

睡眠時間が短いと、食欲抑制のレプチンというホルモンの分泌が低下し、逆に食欲増進のグレリンというホルモンが多量に分泌されるようになります。したがって睡眠不足が肥満につながっていきます。

ストレスが溜まるとイライラしてきて何か食べたくなりますが、これは消化器系の内臓を動かしているのはリラックス時に働く副交感神経だからです。食べると副交感神経が働きリラックスできイライラが解消できるからです。肥満になります。

睡眠不足も同じようなもので睡眠時はリラックスの副交感神経が働き脳を休養させるのですが睡眠がうまくとれないと副交感神経が十分働かず脳が休養できず、食欲増進につながり肥満になります。

睡眠を十分とるとストレスにも強くなります。睡眠不足、ストレスによる食欲増進にもなりません。肥満にならず、糖尿病のリスクも下がります。


■ 日付が変わる前に寝よう!

人間は昼行動物ですが電球が発明されてから活動時間が長くなり最近は電子機器の発明でますます長くなり、日付が変わってから寝る人も多くいます。

しかし、睡眠は血糖に大きな影響を与えます。人は12時から3時にぐっすりと眠ることで、朝の5時頃に一番血糖が下がります。

そして空が白んで太陽が上がるにつれて、何も食べなくても血糖は上がってきます。睡眠を十分とっておかないと血糖が下がりきらずに次の日を始めてしまい、血糖が上がっていきます。寝不足の日は血糖が高め調整になり易いと考えられます。

忙しいと睡眠は犠牲になりがちですが睡眠不足だと集中力も落ち仕事の効率も悪くなり、ミスも多くなります。

日付が変わる前には布団に入り睡眠を十分とることが仕事の効率を上げることにもなります。糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防及び治療になります。

不眠症の改善には 快眠:質のよい睡眠を得る方法 が参考になります。リラックス状態になると寝付きもよくなります。布団の中で作り笑顔をするだけでもリラックス状態には有効です。暗いので作り笑顔をしても誰にも見られません。